jerremyのブログ

ーービートルズ大好き人間ーー60年代、70年代ロックの事、落語や漫画の事などをつれづれなるままに

前回に続いて、ディスカバービートルズⅡが楽しいーマジカルミステリーツアー

何日の放送だったか忘れちゃったんですが、和田唱がDJの時の放送でマジカルミステリーツアーについて語っていたんですね。
映画としては確かに駄作かもしれない。かなり酷評されていたとか。

でもティーンエイジャーの私には(13-14才)とっっても楽しかったんです。
とは言っても、内容はほとんど覚えていません。
なにしろあの頃は、テレビ放送は一回こっきりなのですから。ビデオもありませんし、再放送くらいはあったんでしょうか?それも覚えていません。
自分の目と心に焼き付けた印象しか残っていないのです。

覚えていたシーンはほんのところどころ。
とんがり帽子をかぶった赤い衣装の4人が何かやっているところはけっこう好きでした。子供ですから。
I'm the walrus の演奏している所はまあまあ記憶にありますが、でも卵の帽子をかぶった人が行列しているのは覚えてない。
そうそうそれからFool on the hillのポールの顔の大写しは覚えがありました。Fool on the hill は曲としてはすごく好きなのですが、これを観た時は「何~~?ポールしか出てこないの?」と不満でした。
大好きだったのはMother should knowの白い階段を降りてくるシーンです。友達と学校の階段をまねして降りたりしましたよ。

だから後年マジカルミステリーツアーのDVDを買って見た時は初めて観るように新鮮でした。
今観ると、つまらなすぎて笑っちゃいますけど。何だろ、思いつくまま気の向くままに作ったという感じですね。
でも、あの頃の4人は一番魅力的です。特にジョージはすっかり大人になって、「いい男」になりました。ヘルプの頃はかわいかったけどまだ子供っぽさがあったので。

など、とりとめのない感想文でした。

************
付け足し:
ジョージはすごい「いい男」になりました。他の3人はというと
ポール 相変わらず「かわいい」ずっとそんな感じですね。童顔なのよね。
ジョン 1時太っておじさんぽくなってしまい、自分でも「Help!」と叫んでいたけど、この頃は痩せて哲学者のような風貌になって「美しい」です
リンゴ かっこよくなりましたね。私は最初の頃あんまり好きじゃなかったんですが、この頃は大人の魅力が出てきたと思います。

ディスカバービートルズⅡが楽しい

前にやった回も書きたいと思いつつ時間が経ってしまいました。とりあえず最近の物から。
2月、お誕生月間なのでジョージ特集なんですね。
杉 真理が2回続きでジョージとクラプトンの日本公演の様子をまるで実況中継のようにやってくれて、臨場感あふれていてワクワクします。
むしろwebにあふれている動画をただ見るよりも、目の前にその光景が広がる気がします。
ジョージの公演くらい行けば良かったなあ、と今更後悔しています。中学1年生だったビートルズ公演とは違って、親に止められる事もないわけですから(笑)。

よく知っていると思っていたビートルズも知らなかった事が多くて、毎回ほんとうにディスカバーすることばかりです。
和田 唱のマニアックな演奏のディテールへの追求もおもしろいですし。

前にマジカルミステリーツアーについて語っている回があって、あの映画もいろいろ思い出しておもしろかったのでまた別の日記に書いてみます。

もうとっくにご存じだろうと思いますがーーショーンのインタビュー

他の記事を読んでいたら横に出てくる関連記事でこういうのを見つけました。
2020年10月の記事なので、皆さんはとっくに見ていらっしゃるかもしれませんが、さっきお二人のその頃の記事を検索しても見当たらなかったので書いてみます。
rockinon.com

そこからそのBBCのショーンのインタビューも聴いてみました。
www.youtube.com

字幕が付いていないのでちゃんと全部は理解できませんでしたが、ショーンやポールの発音はすごく聞きやすいのでわかる部分もありました。
この記事に出てくる「バスから降りてきた奇妙な不良少年と出会えて、なんてラッキーだったんだって~~」というのは45分あたりで話していますね。
翻訳されている放送はあるのかしら?

あっという間に10月に

9月はお祭り月間でした。
大原はだか祭りというんですが、まだ今年はコロナの影響が残って、フル開催とは行きませんでしたが
2日ある祭りのうち一日だけの開催。それも観光客の集まる「汐踏み」や「大別れ」のイベントは無く、地味な村廻りだけという事でした。
それでも2019,2020年と中止になっていて、3年ぶりの祭りですのでけっこう盛り上がりました。

HATENAブログを始める前から書いているメインのブログに詳しく書いているのでよかったら見てください。
製本屋と絵描きと猫の日uchumu.blog120.fc2.com

仕事のお知らせが主なブログで、後は季節の日記をたまに書くくらいです。
音楽のことやミーハーな思いの丈はこっちのHATENAにしか書きません。

ゲットバック二度目を見て

さて、ディズニー+を解約する前にもう一度ちゃんと見ておこうとゲットバック見ましたです。ルーフトップコンサートの所は4回くらいは見たかな。
一回目は時間の無い中、早くルーフトップコンサートを見たくて(聴きたくて)あせっていたので、パート1は細切れに、スタッフとゴチャゴチャ相談しているシーンは飛ばしたりしながら見てしまいました。

少し余裕ができて二回目をじっくり見ると、パート1こそが貴重な部分ではないかと思うようになりました。
パート3で気分良く聴ける演奏は、アルバムにも入っている演奏に近くだいたいできあがっている。
でもパート1での出だし、まだ歌詞も全部はできていなくて、それぞれの頭の中のアイディアを持ち寄っている段階の、画家なら線描き、スケッチみたいな所。
それがだんだんこうやったら、ああやったら、と演奏しては没にしていく所を見られたというのは本当に面白かった。
きっと本人にとってはお化粧をしている途中の顔を見られるみたいでイヤなものだったと思いますが。
ポールが「全部撮られているんじゃ集中できない!」と苛立っていましたよね。
雑談をしている中に出てきたフレーズが「ああ、これが歌詞になって行ったのか」というのもあったし。

GetBackの曲のまだ歌詞もできていない種の状態、ポールが曲の発想をギターをかき鳴らしながら作っていく。ジョージが最初に「それはいいね」と言ってセッションを始めた。
だからあれはクレジットがLennonn&McCartnyになっているけどMcCartney&Harrisonにするべきじゃないの?

パート2以降は
リンゴの撮っているビデオ、SONYのロゴを指さすリンゴ(笑)
For you blue 「悪いピアノの音が欲しい」とジョージが言うのでマルさん達がピアノに布を挟んだりして。
好きな曲ですが、あの奇妙な音の感じはどうやって作られたかがわかっておもしろい。

GetBackのギターソロの部分はジョンが弾いていたのも発見でした。
お巡りさんが屋上にも出てきて、ビートルズメンバーが横目で見ながら演奏する。ポールもジョンもなんか楽しそう。からかうような歌詞を歌ったりして。
あのお巡りさんに現在インタビューしてほしい。今では良き思い出になっているのでは?

でもRoofTopの映像を見ていると、あのライブの姿を観客の前でもっと何度も見せて欲しかったな、と思って涙ぐんでしまった。

やっと全部見ました映画「GetBack」

いや~長かった。よっぽどコアなファンじゃないと全部を見る忍耐は無いんじゃないでしょうか?
私も暮れの間は忙しくて続けて見る時間が無いので、パート1は細切れで少しずつ見ました。

<映画を見ての感想>
1)はあまり面白くないダラダラしたシーンが続くし、最後の方は精神的に辛くなるし。
好きなシーンは古い曲をヒョイと弾き語りしてみんなで楽しそうにノリノリになるところ。
ダラダラしながらも、ジョンとポールは何かで意気投合すると二人だけで盛り上がってしまいおふざけに走りたがる。二人はツーカーなんですね。
そんな時もジョージが置いてけぼりで不愉快そうな顔のまま。ついに「ビートルズをやめる」と言いだすのが、なんとなくジョージの気持ちがわかって切ない。
でもやはりポールはプロデューサー的な所があるのだなとつくづく感じた。
それと後のソロアルバムに入る曲の多くがすでにできていたのも発見だった。

パート2)の冒頭では、ジョンとポールがあんなに真剣に自分たちの態度を反省し、何とかジョージに戻ってもらうために努力していたのが驚きだった。
ポールはジョンにもジョージにもずいぶん気を遣っていたんだなというのも初めてわかった。子供の時にはわからなかったけどね。(Let it be公開当時私は中学3年くらい)
今となってはポールよ、大変だったねとねぎらってあげたい気持ち。


パート3は一番楽しいパートね。辛い時期が終わって曲も完成に近づき、みんなの顔も少し明るくなって曲に集中するようになった。
特にビリー・プレストンは嬉しそうだね。

印象的なのはリンゴの赤いシャツと紫のスーツ、ジョージの紫のシャツとピンクのスーツ。
ああいうクレイジーな色合わせって日本人には無いセンスだ。ジョンは派手派手な格好をよくするけど、ジョージやリンゴもすごいね。ジョージのサイケなギターも。
ポールが一番地味。リンダが少女っぽくてかわいい。

屋上でやることにこんなにモメてたとは知らなかった。
意外にジョンとリンゴが乗り気で、ポールは全然やりたくない、というか完成度が低いからイヤだと。完璧主義なんだろうね。
ジョージは元々そういうのは嫌いだし。いつまで相談しても拉致があかずグダグダ。それなのに。
結果はあんなにすばらしいルーフトップコンサートになってしまうんだから。やっぱりビートルズってすごい!!
隣のビルの人いいなあ~~~~~っ!!
けっこう年取ったオジさんおばさん達がみんなビートルズを愛してるのがイギリス人だね。まあ、うるさいという人もいたけど。

ビートルズは秩序を守る人達には困りものね、逮捕しちゃったらそれも面白かったでしょうけど。
若いお巡りさんも気の毒に。今はどんなオジさんになっているんだろう?

前の映画Let it beでもこのルーフトップのシーンは大好きで、そんなに悪い映画じゃなかったのに酷評されていたというのが残念。
ポールがこの時「いつでも屋上でやるぞー!」と言ったのに、その後解散してしまった悲しい思い出だった事を思い出した。


追記:
4人の中でポールが一番大人で、世間が見えていたという事なのかな。
ジョンはもうヨーコと自分の世界だけで、世の中の事はどうでもいい芸術家だし、ジョージは他のメンバーのインド哲学に対する浅薄さも不愉快だし、自分の作品を早く作りたがっていた。ビートルズのアルバムではいつもジョージの曲は後回しにされていたし。
リンゴは黙々とドラムを叩き、みんなを支えてなんか疲れちゃったみたいでした。縁の下の力持ちですね。

ポールはあれだけの天才でいながら世俗的な面もかなり持っている人なので、全体をどうするかがどうしても優先的になっていたんでしょうね。アップルレコードの経営的な事も、曲を作るだけじゃなく、ショーをやる事で世の中の要求に応えて行く必要とか。
私が青春時代の幼い心で、ポールを嫌っていたのはそういう世俗的な面だったのだろうと、今は思う。

Beckというコミック知ってますか?

暇つぶし的に読むスマホの「待てば¥0」でちょびっとずつ読める電子コミックがあります。
その中でなんとなく「Beck」という題名に惹かれて読み始めたマンガについついハマってしまいました。

内容としては自分に全く取り柄が無くさえないと思い込んでいる中学生主人公の男の子が、いろいろな出会いを通して自分の可能性や才能に目覚めていくという、少年マンガによくあるパターンの青春マンガなんですが。

舞台は日本ですがなにしろ題名がBeck ですし、容貌がジミーペイジを彷彿とさせる天才ギター少年が出てくるし(性格は全然違う)ビートルズ命のオジさんが出てきたりして、作者はあの辺りの音楽が好きなんだろうなと、あれこれくすぐられる設定が楽しいのです。

その子達がだんだんメンバーを集めてバンドを結成し、少しずつファンもできてついにブロも出演する大きな野外イベントに出るのですが。
それまでの紆余曲折もドキドキハラハラ、そのジミー似のギタリストが過去の悪行がたたってアメリカから来た音楽エージェントに命を狙われたり、主人公は失恋したりと。
クライマックスは、彼らのアマチュアバンドが鳴り物入りで大がかりな宣伝をバックに出演しているアイドルバンドよりも観客を動員してしまう、という場面はなかなか胸アツでもあります。

話はまだ続いていくのですが、この辺が一段落という感じですね。ちょっとオススメのコミックです。